先ず夢を自覚する訓練を実践しながら、目覚めた後にその夢の中にはどんな風景が見えて、
どんな人が出てきたか、また、どういう事が行なわれたか、
などを順序だって細かく思い出していきます。
ただし、これを使って「夢判断」や「夢占い」をする訳では有りませんので、
その夢にどんな意味が有るのか、などという事は考えなくても良いです。
これは、夢をコントロールする場合、是非とも守らなければならない点で、
もし夢の内容にとらわれ出すと、人によっては夢を見る事が恐ろしくなり
「夢見」そのものが全くやれなくなります。
とにかく、どんなに良い夢だろうが悪い夢だろうが、ただ客観的にその有様を思い出していくだけにします。



起き掛けに見る夢は、見てすぐに目覚める訳ですから、思い出すのは割に簡単です。
ところが夜中に5〜6回は見るといわれる睡眠中の夢は、
きれいさっぱり忘れていて、普通の状態では先ず思い出せません。
そこで、これから説明するテクニックを使い、思い出せる様にしていきます。
朝起きた後、まずは水を一杯飲みます。,
そして、すぐ瞑想をするか、リラックスした姿勢をとり、
前に述べた思い通りの夢を見る方法を応用して、
条件付け法と欠乏感利用法と熱中法を行ないます。
つまり意識を落としていき、多少の覚醒意識を残したまま眠った様な状態にしていきます。
この状態で、昨夜見た夢をぼんやり思い出すようにします。
あるいは、思い出すまでそのままの意識状態にしておきます。
なお、この方法は十分睡眠をとったあと行ないます。
さもないと人によってはそのまま寝込んでしまい、夢を思い出すどころではなくなります。
もちろん、睡眠不足で頭がぼんやりしていた方がかえって夢を思い出しやすいという人は、そうしたら良い。
ただし、この訓練をやっても、前の晩に見た夢を全部思い出す事は中々出来る物では有りません。
起き掛けに見る夢を除いて二つ三つ思い出せる様になったらかなりの成功といえます
常時一つぐらい思い出せたら、この訓練は一応ものになったと考えて良いです。



これはテクニック二の裏返しの訓練です。夢を自覚できる様になったら、
その夢の中で「明日、起きたら、この夢をきっと思い出す事が出来る」と心に命じます。
翌朝、具体的に何も浮かばなくても、何か思い出せそうな感じ、
あるいは何か覚えているような感じがしていたら、
この訓練が上手くいっている証拠だと思ってよいでしょう。
何度もこのテクニックを夢の中で繰り返し、朝起きてテクニック条件付け法を行なっていると、
必ず前夜の夢のいくつかを思い出せる様になります。
こうした訓練を長い事やっていると、時として不思議な眠りの状態を体験する事が有ります。
これは、眠りにおちいる過程はおろか、夢を見ている状態、
夢も見ない深い眠りの状態、それに目覚める過程の全てを”さめた意識”として見る体験です。
これは妙な体験で、一晩中自分が眠っているにも関わらず、
さめた別の意識が、そうした睡眠中の出来事を逐一見ていくのです。
これは不眠症などとは違い、翌朝目覚めると頭は普段よりスッキリとしていて、
体は心地良いエネルギーに満たされています。
いわゆる仙道で言う”神(超意識)満ちて眠らず”の状態です。





最終更新日:2007/03/20
         



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