夢のコントロールの中で、最もその醍醐味が味わえるのが、この夢変化自在法です。
これを修得すれば、夢の中で魔法使いの様に自由にその内容を変えたり、
自分の望む方向へ夢の流れを向けたり出来るようになります。
コツとしてはただ一つ、「自分は、夢の中にいて、これは夢なのだから何でも出来る」と思い、
実際にそうしてみれば良いのです。空を飛びたいと思ったら飛んでみるのです。
好きな人に会いたければ、自分の目の前に出現させるか、
その家まで夢の中で行ってみましょう。
他にも無数の分身を創ったり、身を火や水に変えてもよいでしょう。
要は、自分が夢の中にいる事をはっきり自覚し、思うがままに振る舞うのです。
こうした自覚している夢の状態を自覚夢(ルーシッド・ドリーム)といいます。
いわゆる体外離脱体験(OOBE)と呼ばれる物は、この状態の時なされる例が多いといいます。



● 飛ぶ夢 ●

夢の中で、例えば自分の部屋にいるとしたら、まず、
これは夢だから簡単に飛べるのだと思います。
次いで意識を、飛ぶという一連の話の展開に向けます。
つまり、夢の中だから飛べる→天井まで浮かんでみよう→フワリと浮かぶ→天井に触る→
窓の所に行ってみる→窓から抜け出よう→スルリと抜ける→空が広がっている→
飛んで行こう→もっと飛んで行こう→下に何か見える→降りて行こう→それが何かを観察していく、
といった具合に注意を逸らさないよう系統だって振る舞っていくのです。
このテクニックで難しいのは、この意識の集中と持続ぐらいです。




● 変化・変身の夢 ●

これは夢の中に出てきた景色、人、品物などを意識でもって自分の望みの物に変えたり、
あるいは消したり、浮き上らせたりといった事をする訓練です。
普通は自分の想念だけでこれら全てをしますが、それだけでは初めの人には中々やれませんので
、次の様な補助的訓練を用います。
 先ず、魔法あるいは各種呪術の修行法が載っている本を手に入れ、
使用する道具の形状、呪文、行なうプロセス、発生する状態などを細かく記憶していきます。
こうしておいて夢(どんな夢でも良い)を見たら、先ずそれが夢の中である事を自覚し、
実際の作法に基づいてその呪術をとり行なっていきます。
夢の中だから容易にやれるし、光景も誇張された物凄い物として出てきます。
これが出来たらその術を使って夢の中の物を変身させたり、消したり浮かしたりします。
もちろん、自分自身をその対象としても良いでしょう。
 要は夢の中で自分を仙人、あるいは魔法使いや呪術師にしてしまうのです。



● 分身の夢 ●

これは、夢の中で自分の人生の手助けとなる分身を創り出すテクニックです。
もちろん変身・変化の方法を用いても良いが、ここではそれ以外の方法を紹介します。
まず夢の中に出てきてもらいたい人物の特徴、能力、
振る舞いなどを心の中に毎日毎日強く描いていきます。
やがて夢の中にそれらしきイメージの人が出てくる様になったら、
その中でも更にそのイメージを強めるという事をしていきます。
こうしていくと、最後にはいつも同じ姿をした分身(もちろん他人の姿をとる)が出てくる様になります。
スティーヴンソンが言っている彼の小説を創る手助けをしてくれた<小人たち>とか、
ユングの側に常に出てきた賢人フィレモンとか言う人物たちは、こうした分身の事なのです。
夢による予言、啓示といった物に興味のある人は、
彼らの様に、夢に出てくる分身に教えをこうとよいでしょう。
もちろん、この方法を使って、夢の世界でともに楽しむ自分の理想の異性、
友人といった物を創り上げてもよいでしょう。
心理学者に言わせると夢の中に出てくる人は全て自分の分身なのだそうです。



● 夢による体外離脱 ●

自覚夢で、一番興味をそそられるのが、この夢による体外離脱(OOBE)でしょう。
なにしろ、夢でありながら現実の空間を動き回るのです。
ただ、その抜け出方にかなりの個人差がありますので、
これが決めてというやり方を示す事は出来ません。
そこで、割に頻繁に見られるのをいくつか紹介しますので、
色々試してみて、その中から自分に合った物を選んでいって下さい。
 
 1、半覚醒ぐらいの時、自分は寝ているのだなといった事がはっきり分ったら行なう方法で、
そのまま、体ごと空中に浮き上ろうと思います。
あるいは、自分の肉体からこの意識がすり抜ける様な感じで
静かに起き上がっていく様をイメージしつつ、実際にそうしていきます。
 
 2、寝入りばなに睡眠をコントロールする法を使って、自分の意識を高い所、
例えば1メートル上とか天井の近くとかに置いておき、
寝入るにつれて意識がそっちの方へ全部移っていくと思い続けます。
そして完全に寝入ったら、そこから自分の体を眺めるのだと心掛けます。
 
 3、夢の中で自分の寝ている姿を眺めよう(あるいは眺められる)と思うのです。
こうした方法を使って寝ている自分の姿を眺められたら、次は周囲の風景を見ていきます。
ただしイメージを追うのが難しくなったり、崩れだしたら、すぐ元へ戻る事です。
何日かやってその情景が長いこと安定する様になったら、あちこち動き回ってみます。
 




最終更新日:2007/03/20
         


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